
モンラッシェとバタール・モンラッシェの違い
2026/01/18
ブルゴーニュ白ワインの頂点として語られる
モンラッシェとバタール・モンラッシェ。
どちらも特別な畑ですが、その個性ははっきりと分かれています。
モンラッシェとは
モンラッシェは、世界最高峰の白ワインのひとつ。
畑の格付けはグラン・クリュで、生産量はごくわずかです。
- 香りは白い花、柑橘、熟した果実
- 味わいは極めて繊細で、透明感と緊張感が同居
- 余韻は非常に長く、時間とともに表情が変わる
「完璧なバランス」という言葉が最も似合う存在です。
バタール・モンラッシェとは
バタール・モンラッシェも同じくグラン・クリュ。
モンラッシェのすぐ下側に位置する畑で、
より力強さを感じるスタイルが特徴です。
- 香りは熟した果実、バター、ナッツ
- 味わいは厚みがあり、ボリューム感が強い
- コクと余韻がはっきりしていて、飲みごたえがある
「豊かさと迫力」を楽しめる白ワインと言えるでしょう。
何が違いを生むのか
大きな違いは畑の位置と土壌です。
- モンラッシェ:石灰質が強く、排水性が高い
- バタール・モンラッシェ:やや粘土質が増し、力強さが出る
同じシャルドネでも、
土壌と区画が変わるだけでこれほど性格が変わります。
飲み比べるなら
- 繊細さ・完成度を味わいたい → モンラッシェ
- ふくよかさ・熟成の魅力を楽しみたい → バタール・モンラッシェ
どちらが上という話ではなく、
「到達点の違い」と考えると分かりやすいかもしれません。
まとめ
モンラッシェは「静の頂点」。
バタール・モンラッシェは「動の頂点」。
同じ名を冠しながら、
真逆の魅力を持つ二つのグラン・クリュ。
ブルゴーニュの奥深さを象徴する存在です。